天主の鼓動

一度は廃れ
眠りに就きし城も
百年の節目に甦りぬ

「清洲会議」の声は
また新たな石垣に宿り
静かに時を見守る

天主にて打ちし太鼓は
過去と今を結び
未来へと鳴り響く

見下ろす景色は
移ろいながらも
この城とともに
息づき続ける

いつの日か再び天主に立ち
見渡す景色は
さらに晴れやかであらんことを

目次