「イヤなことを避けて生きてきました」
その言葉に
思わず驚いた。
でも、よく考えれば
それはそれで
幸せな歩みなのかもしれない。
イヤなことを避けられる力。
そう感じられる環境。
それもまた
その人だけの感性。
私は渡り鳥のように
いくつもの空を渡り
避けられない風に吹かれ
羽根を痛めながらも
ここまで来た。
だからこそ
「苦労がない」と言い切る声が
どこか羨ましく思える。
人はそれぞれの場所で
それぞれの空を見上げている。
私は今
少し羽根を休めながら
その違いを味わうとき。
出会いはいつも
新しい扉を開く
初めての機会。
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