両翼の守り

夏の朝
あるはずのものがない川まで走る。
帰り道、昨日の思い出を確かめに行く。

夏の午後
未来のために過去からバトンをもらう。
目をつぶり、ワザと気だるそうに答える。

誰もが気付かずに守られている。

遠い昔からの約束。

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