詩– category –
-
天使の前髪
可能性って、誰が決めるのだろう。 「無理かもしれない」と思ってしまうのはいつも、自分の心。 本当に誰かのせいなのかな。 ふっと自分を励まして自分の機嫌を整える。... -
内側
すりガラスの窓から外を見る。 いつもと変わらずご機嫌に歩く人。俯き加減に歩く人。部屋の中を伺うように歩く人。淡々と前を向いて歩く人。 部屋の中に、人がいても居... -
スーツケースのまくら
電車がゆれても となりの人が立ちあがっても わたしはまだ夢のなか。 パパの手が そっと髪にふれて 優しくほっぺをなでている。 そのぬくもりは 目をとじていてもわかる... -
探しもの
いつも言葉を探している。 お気に入りの服を探すように、お気に入りの言葉を探す。 服を変えてみる。言葉を変えてみる。 話し方を変えてみる。声を変えてみる。 今日も... -
終わりと始まり
何がが終わる。 何かが始まる。 始まりがあれば必ず終わりがある。 始まりはゼロでも終わりはゼロリセットされない。 終わり ではなく区切り。 だから、終わらせなくて... -
夏の空
この町には何もない と、誰かが言った。 空がある。 他の町よりも、綺麗に広がる空がある。 ってことに気付いていないんだね。 何を見てるの? 大きな空から こんなにた...
12